だって、「誰にも負けない自信」、なんて何をどうやっても持てるとは思えませんものね。誰かと自分を比べて持てる自信って、ほかにすごい人がいたら、あっさり崩れてしまいます。それに例え勝ったと思っても、今度は負けないようにずーっと頑張り続けなくてはいけないので、とっても疲れてしまいます。
でも、じゃあもう自分はこのまま何も努力しなくていいのか?といったらそれもちょっと違う気がします。「自分はこのままじゃあだめだ」、と言う感覚は、実は自分が頑張るための「原動力」でもあるので、完全になくしてしまうと、これはこれで何の成長も無くなってしまいますから、考えものです。自分に自信がない、と思ってきたからこそ、これまで頑張れた、ということは多いのではないでしょうか?だから、今まで頑張った自分に対しては「よくここまでやってこれたよね、頑張ったよね」とねぎらいつつ、「だから、今はまあこれでいっか。」くらいにして、あまり自分に厳しくし過ぎないでいる、ということが大切かな、と思っています。
自分ができないことばかり見て、「自分はダメだ~」とわざわざ自信を打ち砕くようなことをするよりも、自分にもできていることや、自分が持っているものをよく見て、「なんだ、自分ってけっこう捨てたもんじゃないな、まあ今の自分ではこんなもんかな」ということを繰り返すことで、自分が安心感を得られる、そんな気がしています。
ということで、写真は以前行った箱根の風景です。初めて行くこの道の先には、一体何があるのかな?とドキドキしながらも、でも何があってもきっと何とかなるさ、というこの気持ちが、もしかして自信、なんじゃないでしょうか?